bunkanuraミュージアムのミレイ展に行ってきました。
ミレイといえばオフィーリア。
初めての現物です。
繊細で写実的でありながら、麗らかな死でした。
歌いながら水に沈んで行く瞬間。豪奢なレースが水を吸い、冠に作られた花々はゆるやかにほどけ、なのに美しい。
写真では散々既出で幾度となく見てきましたが、現物にしかない強大な力を直に感じられ、頑張って行った甲斐がありました。
これは人生に一度は見ないと!
生前に画家として成功しただけあり、安心して見られました。
気持ちが安定しているから、新しい手法も試して尚余裕があるし、支えがあるから気持ちの揺らぎを表現の形に昇華して出せるし。
気持ちを面に出して独りよがりにならないのは才能であるし、計算して描いている部分もあるし(売れ線であるのに今見てもかわいい)。
なんて恐ろしい人。羨ましい人。
始めの頃の技法は、写真では物足りなく、絵画では写実性が足りない、その両方の足りない部分を満たしてました。
晩年は写実性よりも、いかにもな絵の表現をしているのに、着実にグレードアップしてるし。
悲しい事に、こんなに安定した人生の画家の絵は初めてだ(笑)
幸せな時間を絵に残せる人です。
今週末までですが、行ける方は是非。
前半のオフィーリアまで混んでます。あとはスイスイ。
あー、しあわせ。
愛情に満ちた視線はいいなぁ。
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